私が家を建てる際に困ったことは、気持ちだけ漠然としていて最初の一歩が踏み出せなかった事です。当時は山手線内の賃貸マンションに住んでいたため毎月10万円以上の家賃を払っていて蓄えもなく、それまでは子供の学校の事もあったため引っ越し自体を考えてこなかったし、身近に家を建てたような人が居なかったので、本当の意味で親身に相談に乗ってもらえる相手も居ませんでした。こんなに家賃払っても、家賃は消えていくだけで一つも自分の手元に残らないんだなあ、でも家を建てるなんて無理だしなあ、と、漠然と思っていました。
そんななか、仕事の関係で参加した研修会で、たまたま銀行に勤めている人と話す機会があり、研修後の呑み会で話半分に聞いてみたのです。相手に伝えたのは当時の居住地と家賃の金額位。その人からは「そんなに家賃を払っているなら住宅ローンは払っていけるから更新のつもりで頭金作って買っちゃった方が良いよ。」と言われました。その言葉が自分のスイッチを入れてくれた気がします。そこからはネットで散々色々調べ、家内にも相談し、親にも頭を下げ、なんとかまともに家を建てることが出来ました。
漠然と家を建てたいと思っていても、なかなかどこから手を着けて良いのか分からないですよね。でもローンを組むなら頭金は絶対必要ですからまず最大いくら都合できるか考えてみてください。そこから逆算するとどれ位のローンが組めるか分かってきます。(家具や家電、火災/地震保険、引越なども費用に含めて考えましょう。)
また、最近はネットで物件情報が細かく検索できるので、ぜひ活用してみてください。
この2つで漠然としていたものがかなり現実的になってきます。そうなったら後は行動あるのみです!